【怠けてなんかない! ディスレクシア~読む書く記憶するのが困難なLDの子どもたち】
インフォメーション
題名 | 怠けてなんかない! ディスレクシア~読む書く記憶するのが困難なLDの子どもたち |
著者 | 品川 裕香 |
出版社 | 岩崎書店 |
出版日 | 2003年11月14日 |
価格 | 1,430円(税込) |
知能に問題がないのに読み書きができない「ディスレクシア」(読み書き、記憶が困難)という障害。親や教師はどう対応すべきか。その症例と具体的な方法を紹介。
引用:岩崎書店
ポイント
- 知的能力には問題がなく視覚・聴覚機能もできるのに、生まれつき、読んだり書いたりすることが難しい…。そのようなしんどさは、「読み書きのLD」つまり「ディスレクシア(読み書き困難)」の症状である。
- 本書には、理由も対処方法もわからず、苦しみ、暗中模索し、何度も挫折を繰り返した本人と葛藤し続けた親たちが登場する。彼らに共通するのは「諦めなかったこと」。
- その子の置かれている立場を想像力を駆使して理解し、存在を受け止める。それが第一歩なのだ。
サマリー
はじめに
知的能力には問題がなく視覚・聴覚機能もできるのに、生まれつき、読んだり書いたりすることが難しい…。
そのようなしんどさは、「読み書きのLD」つまり「ディスレクシア(読み書き困難)」の症状である。
「読み書きのLD」とは、学習障害の中の中心的症状と言われているが、ディスレクシアの症状をもつ彼らの学校では、「能力があるのにできないのは怠けているから」と責められる。
親も「やればできる」と本人を追い立てるが、そのうち「これだけやってもできないのは育て方を間違えたから」と自らを責めてしまう。
何より当の本人が「努力が足りないから自分は読み書きできないのだ」と思い込み、やがて成果が出ないことに傷つき「何をやってもダメなヤツなんだ」と苦悩する…。
本書には、理由も対処方法もわからず、苦しみ、暗中模索し、何度も挫折を繰り返した本人と葛藤し続けた親たちが登場する。
彼らに共通するのは「諦めなかったこと」。
そしてようやく、それぞれが幸せに人生を生き抜く方法を見つけたのだ。
本要約では、そのうちの一人を紹介する。