【新しい皮膚の教科書 医学的に正しいケアと不調改善】
インフォメーション
題名 | 新しい皮膚の教科書 医学的に正しいケアと不調改善 |
著者 | 豊田 雅彦 |
出版社 | 池田書店 |
出版日 | 2022年6月13日 |
価格 | 1,650円(税込) |
美容だけじゃない。
かゆみ、肌荒れ、あらゆる悩みを解決。
乾燥肌、マスクニキビ、体臭、水虫、シワ、シミ、脱毛、アトピー、皮膚がん
【急増中!肌トラブル】
コロナ禍のアルコール消毒、マスクの使用で、肌トラブルに悩む人が増えました。
男性の美意識の向上、ケアグッズや化粧品の増加も見逃せません。
本書は、医学的に正しい、最新のスキンケアの方法をまとめました。
肌の本では、美肌、メイクとスキンケアなど、美容の本が多いですが、
それだけではなく不調のしくみや改善法も満載。本書は誰でも手に取れる肌の健康書です。
★本書が目指すのは、うるおいたっぷりで、皮膚トラブルのない、健やかな肌。
★研究と臨床で世界一位の皮膚科医が解説
★どうしてシワやたるみができるの?なおせるの?
“健やかで美しい”肌をつくる最新科学をイラストと写真で徹底解説。
★セラミド、水素、シルクパウダー、医学的に正しいスキンケアとは?
★レーザー治療や脱毛なども、皮膚科医の観点で解説。
★肌トラブルからアトピーなどの皮膚の病気まで。
不調のしくみと改善法を解説。
引用:池田書店
ポイント
- 皮膚には多くの機能があるが、重要なのが保護作用である。外部の刺激から身体を守り、体内の水分が蒸発するのを防いでうるおいを保つ「バリア」のはたらきをしている。バリアとして大事なのが「セラミド」。セラミドは細胞同士をつなぎとめ、水分を保つ。
- 皮膚の老化には、自然老化と光老化がある。光老化は紫外線を浴びることでおこるもので、皮膚の老化現象の8割は光老化によるものである。
- 誰でもできる毎日の肌ケアには、「洗う肌ケア」「塗る肌ケア」「食べる肌ケア」がある。
サマリー
皮膚のしくみとはたらき
皮膚には多くの機能があるが、重要なのが保護作用である。
外部の刺激から身体を守り、体内の水分が蒸発するのを防いでうるおいを保つ「バリア」のはたらきをしている。
バリアとして大事なのが「セラミド」。
セラミドは細胞同士をつなぎとめ、水分を保つ。
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造で、表皮は約6週間のサイクルで生まれ変わっている(ターンオーバー)が、そのサイクルは加齢によってゆっくりになる。
血流の悪化によって、ターンオーバーが遅くなり、肌がごわついたり、くすんだり、シミが増えることもある。
皮下組織(皮下脂肪)は、クッションの役割をし、筋肉や骨を守っている。
また、体温を保ち、熱を産出する。
肌の老化と不調のしくみ
皮膚の老化には、自然老化と光老化がある。
光老化は紫外線を浴びることでおこるもので、皮膚の老化現象の8割は光老化によるものである。
皮膚の「サビ」や「コゲ」は、シミ、シワ、たるみ、くすみの原因になる。
「サビ」は皮膚の細胞が酸化すること、「コゲ」は、摂りすぎた糖分がタンパク質と結合し終末糖化産物を生成すること(糖化)である。
皮膚の「炎症」も、酸化、糖化と密接に関わっていて、炎症がおこると負のスパイラルに陥る。
ストレスも肌トラブルをおこす。
脳がコルチゾールやノルアドレナリンを急激に分泌してストレスに対抗しようとし、ホルモンバランスが乱れ、免疫力が低下、アレルギー反応や皮膚症状の悪化を引きおこすのである。
腸のトラブルも皮膚トラブルに直結。悪玉菌が増えると皮膚疾患を招くこともある。