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【八日目の蝉】

インフォメーション

題名 八日目の蝉
著者 角田 光代
出版社 中央公論新社
出版日 2011年1月
価格 649円

登場人物

野々宮希和子(ののみやきわこ)
 同僚だった秋山と不倫関係にあった女。恵理菜を連れ去り、宮田京子と名前を変えて逃避行を続ける。

秋山恵理菜(あきやまえりな)
 秋山夫妻の娘だが、希和子に誘拐され、薫(かおる)として幼少期を過ごす。

秋山丈博(あきやまたけひろ)
 娘をさらわれて慌てるが、同時に希和子との不倫が世間にばれるのを恐れている。

・秋山恵津子(あきやまえつこ)
 丈博の嫁。夫の不倫相手である希和子を恨み、彼女に嫌がらせをする。

安藤千草(あんどうちぐさ)
 宗教施設で幼い恵理菜と知り合い、その後再会する。施設ではマロンと呼ばれていた。

あらすじ

※一部、ネタバレを含みます。

※本記事は要約記事ではなく、自身の言葉であらすじ及び感想を書いたものです。

逃避行の始まり

秋山丈博との不倫関係にあった野々宮希和子は、ある日、秋山夫妻の家に侵入する。

妊娠と中絶をして子供が産めなくなってしまった希和子は、自分が腕に抱くはずだった赤ちゃんの姿を一目見たいだけだった。

しかし、恵理菜が自分に笑いかけてきたことで思わず連れ出してしまう。

希和子は誘拐犯となり、各地を転々とする生活が始まる。

その後、恵理菜に「宮田薫」という名前をつけて、自分は「宮田京子」と名乗り、さらに遠くへと逃亡する。

宗教施設での出会い

希和子は逃亡先で「エンジェルホーム」という団体と遭遇する。

エンジェルホームは女性だけの宗教団体で、警察が自分たちを探していることを知った希和子はそこに身を寄せる。

そこで、幼い恵理菜はマロンと呼ばれている少女・安藤千草と仲良くなるのだった。

しかし、宗教団体への弾圧が厳しくなり、ついにエンジェルホームにも警察の手が及ぶ。

誘拐がバレてしまうと思った希和子はエンジェルホームを離れ、小豆島へと向かった。

小豆島での生活

希和子はエンジェルホームで知り合った沢田久美という女性の母親が、小豆島で蕎麦屋をやっていたのを思いだし、そこへ向かう。

そしてそこで働きながら静かに暮らしていく。

しかし、小豆島での生活は長くは続かなかった。

ある日、二人は「虫送り」というお祭りに参加するのだが、そこで撮られた写真が警察に見つかり、希和子の行方がバレてしまったのだ。

ついに希和子は警察に連行され、恵理菜は本来の家へと連れ戻される。

恵理菜の生活

それから年月が過ぎ、秋山家に戻った恵理菜は大学生となっていた。

居酒屋でアルバイトをしていた恵理菜は、ある日安藤千草と再会する。

千草はエンジェルホームでの日々を本にするため、取材で恵理菜のところに来たと言うが、恵理菜は彼女を覚えていなかった。

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