【ポトスライムの舟】
インフォメーション
題名 | ポトスライムの舟 |
著者 | 津村 記久子 |
出版社 | 講談社 |
出版日 | 2011年4月 |
価格 | 605円(税込) |
登場人物
・ナガセ
主人公。工場で働いている。
・ヨシカ
ナガセの友人で、奈良でカフェを営んでいる。
・そよ乃
ナガセの友人。早くに結婚し、夫や子どもと共に神戸に住んでいる。
・りつ子
ナガセの友人。一人娘を育てているが、夫との関係に悩んでいる。
あらすじ
※一部、ネタバレを含みます。
※本記事は要約記事ではなく、自身の言葉であらすじ及び感想を書いたものです。
世界一周旅行のポスター
新卒で入った会社を上司からのパワハラで辞め、工場勤務と友人のカフェの手伝いなどをしているナガセ。
ある時、職場に貼ってあった世界一周クルージング旅行のポスターを見つけ、そこに書いてあった費用163万円が、現在の自分の年収と同じであることに気づく。
そこからナガセは世界一周旅行を夢見て、節約を始める。
ナガセの友人たち
ナガセにはそれぞれ、ヨシカ、そよ乃、りつ子という友人がいる。
工場で働くナガセ、会社員を経て、念願のカフェを開いたヨシカ、大学卒業後すぐに結婚して二人の子どもがいるそよ乃、数年勤めた後、専業主婦となり娘を育てるりつ子。
就職、結婚とそれぞれの道を選んだことで、多種多様な幸せ(あるいは不幸せ)の形が浮かび上がる。
久しぶりに4人で集まったある時、そよ乃の何気ない一言でその場の空気が少し重くなった。
そしてその後、りつ子が娘を連れてナガセの実家を訪れる。
りつ子との共同生活
りつ子は夫からのモラハラに悩んでいた。
ある時、りつ子の夫が「なぜ娘を作ったのかわからない」と言ったのをきっかけに、りつ子は家を出た。